【銘柄フラッシュ】安永など連日ストップ高の急伸し新規上場の3銘柄は好調にスタート

銘柄

 29日は、安永<7271>(東1)が引き続きリチウムイオン電池製造に関する新技術などを材料に5日連続ストップ高の51.0%高となり、これを発表してストップ高となった日から5日間で3倍強の急騰。また、日本アジア投資<8518>(東1)はアニメ映画「君の名は。」の中国での興行権を出資先のアクセスブライト(東京都港区)が獲得したことなどが材料視されて4日連続ストップ高の16.6%高。TOPIX(東証株価指数)が28日まで12日連続高となるなど、このところは主力株の連騰によって資金担保力に厚みが出てきたとみられ、全体相場は多少調整しても材料株物色は一段と強まるとの見方がある。
 
 丸山製作所<6316>(東1)は政府のJA(農協)改革などが材料視されて12.4%高。Hamee(ハミィ)<3134>(東1)はインドに続き中国でもeコマース(電子商取引)を本格化することやスマートフォン用グッズ好調の見方があり11.7%高。テクノスマート<6246>(東2)はストップ高の14.6%高となり、フジプレアム<4237>(JQS)が着色や色素による発色ではなく折率の異なる違うフィルムを複雑に重ねることで発色する「構造色」開発に関連との見方などで2日連続ストップ高の26.4%高となったことから連想が働いたとの見方。

 ダイワボウホールディングス<3107>(東1)は鳥インフルエンザ発生などが材料視されて5.7%高となり7日続伸。栄研化学<4549>(東1)は5.4%高。UMNファーマ<4585>(東マ)は急伸。不二精機<6400>(JQS)は精密金型事業が類似する銘柄が本日新規上場となり刺激との見方があり急伸。アゼアス<3161>(東1)は第2四半期の黒字転換も加わり10.0%高の活況高。

 ソケッツ<3634>(東マ)は映像関連事業の拡大や今期黒字化期待などが言われて2日連続ストップ高の16.3%高。インソース<6200>(東マ)は高視派遣型研修などの実施件数が引き続き好調とされて一時上場来の高値を更新し大引けも13.4%高。

 29日は3銘柄が新規上場。エルテス<3967>(東マ・売買単位100株)は前後場とも買い気配のまま値がつかず、大引けは公開価格1790円の2.3倍の4120円で買い気配。

 スタジオアタオ<3550>(東マ・売買単位100株)は公開価格は3030円。9時49分に公開価格3030円を26%上回る3810円で初値がつき、高値は前場の4145円、大引けは3570円。

 JMC<5704>(東マ・売買単位100株)は12時53分に公開価格960円を89%上回る1816円では初値がつき高値は1895円、終値は1599円となった。

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