【注目銘柄】MCJは年初来高値更新して06年来の1000円台、17年3月期増額の可能性でVR関連にも注目

注目銘柄

 パソコン製造・販売のMCJ<6670>(東2)に注目したい。17年3月期は高利益率のハイエンド製品の好調で大幅増益予想である。第2四半期累計の進捗率が高水準で通期増額の可能性が高いだろう。株価は子会社のVRヘッドマウントディスプレイ日本国内販売代理店契約締結も好感して年初来高値を更新し、06年来となる1000円台に乗せた。上値追いの展開が期待される。

 17年3月期連結業績予想は、売上高が16年3月期比1.9%増の1052億88百万円、営業利益が同35.9%増の70億21百万円、経常利益が同46.9%増の73億64百万円、純利益が同59.2%増の49億14百万円としている。広告宣伝効果などで知名度が向上し、パソコン、モニタとも高利益率のハイエンド製品が好調に推移する。サポート・サービス関連も好調だ。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が48.0%、営業利益が59.0%、経常利益が60.8%、純利益が64.0%と高水準である。通期予想は増額の可能性が高いだろう。

 また11月16日に子会社アユートが、HTCが開発したVRヘッドマウントディスプレイ「HTC VIVE」の日本国内販売代理店契約を締結したと発表している。パソコン接続型の最先端商品である。

 株価は年初来高値を更新して11月21日に1056円まで上伸した。06年来の1000円台だ。子会社アユートのVRヘッドマウントディスプレイ日本国内販売代理店契約締結も好感した。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドである。上値追いの展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る