出光興産は約8年ぶりの高値、原油高など好感し売り残の動向も注視

出光興産 5019

■売り残が多く買い残の13倍近くに達したまま株価は上値を追う

 出光興産<5019>(東1・売買単位100株)は2日、連日の高値更新となり、取引開始後に2887円(123円高)をつけて売買活発となっている。引き続き、OPEC(石油輸出国機構)総会での約8年ぶりの減産合意と、これを受けた米WTI原油の50ドル台乗せなどが材料視され、2008年以来約8年ぶりの2800円台に進んだ。

 足元の信用取引残高を見ると、売り残が膨れて買い残の13倍近くに達している。株価が高値を取ってきたため、どこかの段階で買い戻しが増加し始める可能性があり、その場合、売り残が多いため買い戻しの圧力も強くなると見て注目する様子がある。

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