土屋HDは今期の大幅増益見込みと自社株買いなど好感され年初来の高値

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土屋HDは今期の大幅増益見込みと自社株買いなど好感され年初来の高値

■人口の多い都市部で積極展開を進め今期89%増益を見込む

 土屋ホールディングス<1840>(東2・売買単位100株)は8日、急伸の年初来高値更新となり、26%高の217円(45円高)まで上げた後も30円高前後で強い展開となっている。7日の取引終了後に2016年10月期の決算と自己株式の取得(自社株買い)を発表。今期・17年10月期の業績予想を連結営業利益は89%増加の見込みなどとV字型急回復の見通しとしたため注目されている。

 前期は、地盤の北海道・東北で台風の影響などが重なり、完成引渡し棟数が減少するなどの逆風が吹いたが、人口の多い都市部に「柏の葉モデル」(千葉県柏市)、「鳴海モデル」(愛知県名古屋市)をオープンするなど、営業基盤を着々と強化した。今期・17年10月期は、さらに「東京本社」「札幌本社」を新設し、地域完結型の組織体制を目指すなどの取り組みを行い、連結業績見通しは、営業利益が前期比89%の増加、純利益は同4.2倍の見込みとした。

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