日本通信はソフトバンクを通じた接続「再開」への期待で値上がり率1位

株式市場 銘柄

■「総務省が接続協議を再開するよう命令する方針」と伝えられる

 格安スマートフォンなどの日本通信<9424>(東1・売買単位100株)は12日の後場も急伸したまま17%高の184円(27円高)で始まり、前場に続き東証1部銘柄の値上がり率1位をキープしている。12月10日(土)付の日本経済新聞朝刊が「総務省はソフトバンクに対し、格安スマートフォン事業を手掛ける日本通信との通信回線の接続協議を再開するよう命令する方針だ」などと伝えたことが材料視され、推移が期待されている。

 記事によると、「日本通信はソフトバンクと回線をつないで事業を拡大したい考えだが、接続を拒否されたとして総務省に申し立てていた。接続が実現すれば、ソフトバンクの利用者が格安スマホに乗り換えやすくなる」という。ソフトバンクグループ<9984>(東1)は後場小安くなった。

 年初来の高値は今年1月の275円で、次の高値は6月の259円、7月の256円。テクニカル的な見方では当面256円~259円の水準が上値メドになるようだが、それでも後場の始値からは4割高まで上値余地があるため値幅妙味も強いようだ。

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