ロシア関連株探しが活発で川崎近海汽船が急伸

銘柄

■先行高した川上塗料などは一服だが対ロ経済協力策への期待続く

 川崎近海汽船<9179>(東2・売買単位千株)は13日、取引開始後に8%高の313円(23円高)まで急伸し、10時にかけても4%高の302円(12円高)前後で推移。ロシアのナホトカなど沿海州の主要港も航路に入れるため、15日のプーチン大統領の来日を前に対ロ経済協力関連株として注目されている。

 対ロ経済協力関連株として先行高した川上塗料<4616>(東2)リンコーコーポレーション<9355>(東2)などは一服となり、出遅れている印象のある銘柄に物色が波及した形になった。報道を総合すると、今回の日ロ会談では、日本側が大きく8項目の経済協力を提案したところ、ロシア側は協力内容を細分化・具体化してシベリア鉄道の北海道延伸やガスパイプラインの延長など68案件を提案したと伝えられている。このため、会談がヤマ場を迎える15日までは関連株探しが活発化するとの見方が出ている。このところは、三菱自動車<7211>(東1)やまびこ<6250>(東1)、北海道経済とも密接なニトリホールディングス<9843>(東1)カナモト<9678>(東1)などが動意づいていた。

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