【株式市場】過熱感など警戒され日経平均は10日ぶりに反落するが後場は底堅い

株式

■新規上場の2銘柄は日本モーゲージサービスがストップ高

◆日経平均の終値は1万9391円60銭(9円55銭安)、TOPIXは1549.06ポイント(1.61ポイント安)、出来高概算(東証1部)は17億3743万株

チャート16 19日後場の東京株式市場は、トヨタ自動車<7203>(東1)が取引開始後に一時堅調転換するなどで主力株の回復が強く、日経平均も10時40分頃の94円01銭安(1万9307円14銭)、前引けの43円48銭安を下値にジリジリ持ち直した。前売買日までの9日続伸からは10日ぶりの反落となったが、主な株価指数では日経JASDAQ平均が小高く3日続伸。
 
 後場は、NTTドコモ<9437>(東1)味の素<2802>(東1)がジリ高基調になるなど、相対的に為替の影響の小さい主力株の強さが目立った。ヤーマン<6630>(東1)ヨコオ<6800>(東1)は業績上ブレ期待が言われて一段ジリ高。マーキュリアインベストメント<7190>(東2)は12月末現在の株主を対象とする株式3分割の発表が好感されて急伸し、上場2日目のシンシア<7782>(東マ)はストップ高となり高値更新。ヒューマンホールディングス<2415>(JQS)は建設業界の繁忙を受けて人材紹介好調とされ急伸。

 本日は2銘柄が新規上場となり、船場(せんば)<6540>(東2・売買単位100株)は9時12分に公開価格1290円を8%下回る1193円で初値がつき、高値は前場の1202円、終値は1060円となった。もう1銘柄の日本モーゲージサービス<7192>(JQS・売買単位100株)は10時12分に公開価格2010円を40%上回る2810円で初値がつき、高値は後場ストップ高まで上げて3310円、終値も3310円で高値引けとなった。

 東証1部の出来高概算は17億3743万株(前引けは8億4712万株)、売買代金は2兆1437億円(同9961)億円。1部上場1999銘柄のうち、値上がり銘柄数は856(同602)銘柄、値下がり銘柄数は1022(同1286)銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種(前引けは8業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、医薬品、電力・ガス、食料品、小売り、化学、陸運、パルプ・紙、などとなった。

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