【株式市場】日銀マイナス金利の深堀りなしなど好感し日経平均は後場一時119円高

株式

■新規上場のリネットジャパンGは公開価格の93%高で初値つく

◆日経平均の終値は1万9494円53銭(102円93銭高)、TOPIXは1552.36ポイント(3.30ポイント高)、出来高概算(東証1部)は19億2972万株

チャート1 20日後場の東京株式市場は、正午過ぎに日銀の金融政策決定会合(19日~20日)は現状維持と伝わり、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1)などの銀行株がマイナス金利の「深堀り」回避を好感するように13時前からジリジリ値を戻す展開になった。日経平均も13時前からクッキリと堅調転換し、次第に上値を追い、14時にかけて119円60銭高(1万9511円20銭)まで上げて前日の9円55銭安から反発した。主な株価指数は東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均などそろって高い。

 後場は、アサヒグループホールディングス<2502>(東1)が東欧圏のビール事業の大型買収を見直す動きとされて12月中旬の発表後に下げた分を取り戻すような出直りを見せて一段と強含み、東芝<6502>(東1)は時間と共に下げ幅を縮小。日華化学<4463>(東2)は12月26日の売買から東証1部への承認が好感されてストップ高。インソース<6200>(東マ)プロネクサス<7893>(東1)と研修の相互販売開始などが好感されて大幅続伸。エスプール<2471>(JQS)は製薬業界を対象とする求人情報サイト会社への出資などが言われて大きく出直った。

 本日新規上場となったリネットジャパングループ<3556>(東マ・売買単位100株)は後場、12時56分に公開価格1830円を93%上回る3530円で初値がつき、高値は3990円、終値は3150円。

 東証1部の出来高概算は19億2972万株(前引けは8億6054万株)、売買代金は2兆3388億円(同9941億円)。1部上場1999銘柄のうち、値上がり銘柄数は1230(同899)銘柄、値下がり銘柄数は626(同954)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は19業種(前引けは15業種)となり、値上がり率上位の業種は、陸運、水産・農林、不動産、精密機器、情報・通信、小売り、医薬品、建設、空運、食料品、などだった。

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