【銘柄フラッシュ】オーベクスなど急伸し新規上場のリネットジャパンGや上場2日目の船場など活況高

銘柄

 20日は、半導体清掃装置銘柄が強く、アドバンテスト<6857>(東1)は前後場ともジリ高基調となり2.2%高で年初来の高値を更新し、東京エレクトロン<8035>(東1)も後場一段ジリ高基調となって高値を更新。ブイ・テクノロジー<7717>(東1)は14時に海外のフラットパネルディスプレイ(FPD)メーカー複数社から総額180億円を受注との発表を好感して急動意となり8.2%高。

 東証1部の値上がり率1位(上場投信を除く)は神栄<3004>(東1)となり、空気清浄機用途のホコリセンサーなどが好調として業績予想を大幅に増額したことが好感されて15.2%高。2位はヤーマン<6630>(東1)となり、業績の再増額期待が衰えないようでストップ高の14.8%高。3位はダブルスコープ<6619>(東1)の11.6%高となり、来年・酉年はリチウムイオン電池関連株もテーマ株になるとされて11.6%高。

 オーベクス<3583>(東2)は東レ<3402>(東1)グループ企業との携帯抗がん剤注入ポンプ開発が言われてストップ高の36.2%高。篠崎屋<2926>(東2)は今期黒字回復の見込みで株価2ケタから3ケタ回復を目指すため低位株物色に好適とされて33.0%高。日華化学<4463>(東2)は12月26日の売買から東証1部への承認が好感されてストップ高の16.9%高。上場2日目の船場<6540>(東2)はPER割安さなどが言われて16.1%高となり高値更新。

 本日新規上場のリネットジャパングループ<3556>(東マ・売買単位100株)は後場、12時56分に公開価格1830円を93%上回る3530円で初値がつき、高値は3990円、終値は3150円。

 アクセルマーク<3624>(東マ)はスマートフォンゲームなどの世界観を忠実に再現したゲームキャラクター衣装を制作・販売するコスプレ事業に参入との発表が材料視されて12.7%高の大幅続伸。インソース<6200>(東マ)プロネクサス<7893>(東1)と研修の相互販売開始などが好感されて11.3%高。上場3日目のシンシア<7782>(東マ)は高値を更新。
 
 日本フォームサービス<7869>(JQS)は「マイナンバー専用PC保管庫」など、以前、個人情報保護法の施行に向けてシュレッダー特需が発生したときを思い浮かべる様子があり14.3%高。エスプール<2471>(JQS)は製薬業界を対象とする求人情報サイト会社への出資などが言われて8.5%高。富士ソフトサービスビューロ<6188>(JQS)は地方公共団体情報システム機構からの受注などが好感されて5.2%高となり大きく出直った。

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