【業績でみる株価】ストライクは自律調整一巡して上値試す、17年8月期第1四半期が高進捗率

 M&A仲介会社のストライク<6196>(東マ)は、12月26日に17年8月期第1四半期の非連結業績を発表した。通期予想に対する進捗率が高水準であり、通期予想の上振れ期待が高まる。株価は12月12日の上場来高値から一旦反落したが、自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。

 12月26日発表した17年8月期第1四半期(9~11月)の非連結業績は、売上高が6億82百万円、営業利益が2億56百万円、経常利益が2億56百万円、純利益が1億57百万円だった。

 前年同期は四半期財務諸表を作成していないため比較はできないが、セミナーの積極開催、証券会社等との業務提携拡充、受託案件の増加に対応したM&Aコンサルタントの増員などを推進し、計17組の案件を成約して順調のようだ。

 通期の非連結業績予想は据え置いて、売上高が前期比15.9%増の23億26百万円、営業利益が同3.1%増の8億21百万円、経常利益が同4.1%増の8億22百万円、純利益が同5.8%増の5億40百万円としている。ただし通期予想に対する第1四半期の進捗率は、売上高が29.3%、営業利益が31.2%、経常利益が31.1%、純利益が29.1%と高水準であり、通期予想の上振れ期待が高まる。

 株価(16年6月新規上場、16年12月1日付で株式3分割)は12月12日の上場来高値7170円から利益確定売りで一旦反落したが、5000円近辺で下げ渋る動きだ。週足チャートで見ると13週移動平均線が接近してきた。自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。

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