東芝はストップ安、数千億円規模の減損損失を発表し見切売り

東芝 6502

■こうした急落では業績影響つかめた段階で悪材料が出尽くすケースが

 東芝<6502>(東1・売買単位千株)は28日、売り気配で始まり、9時30分にかけてストップ安の311.6円(80.0円安)で売買が成立した。27日の夕方、同社グループの米国原子力発電会社ウエスチングハウス(WH)の子会社CB&Iストーン・アンド・ウェブスター(S&W)に関する減損損失が数千億円(数十億ドル)になる可能性を発表し、見切売りが先行した。

 この減損損失については、27日の朝、日本経済新聞で伝えられ、同社株は朝方に一時16%安の371.0円まで下押す場面があった。

 こうした要因による急落では、業績への影響額の予想が伝えられたり、業績見通しの修正が発表になると悪材料が出尽くす形になって株価は反転上昇に転じることが少なくないとされる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る