【業績でみる株価】トライステージは17年2月期業績予想と配当予想を増額修正

 ダイレクトマーケティング支援のトライステージ<2178>(東マ)は、12月28日発表した17年2月期第3四半期累計業績は大幅増収増益で、通期の業績予想と配当予想の増額修正も発表した。株価は増額修正を好感して急伸し、年初来高値を更新している。

 17年2月期第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比26.6%増の351億98百万円、営業利益が同64.7%増の12億71百万円、経常利益が同63.0%増の12億51百万円、そして純利益が同75.8%増の7億46百万円だった。ダイレクトマーケティング支援事業におけるテレビ事業、およびダイレクトメール発送代行事業が好調に推移し、売上総利益率の改善も寄与した。

 第3四半期累計の好調を受けて通期の業績予想と配当予想を増額修正した。通期業績予想は、売上高を66億50百万円増額して前期比26.9%増の471億29百万円、営業利益を7億34百万円増額して同47.0%増の13億20百万円、経常利益を7億16百万円増額して同39.6%増の12億42百万円、純利益を5億11百万円増額して同29.4%増の6億14百万円とした。配当予想は期末14円増額して年間90円(期末一括)とした。前期との比較では15円増配となる。

 株価は8月の直近安値圏1800円近辺から切り返して戻り歩調だ。そして12月29日には2600円まで上伸して1月の年初来高値2406円を更新している。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。増額修正を好感して15年12月高値2499円を試す展開だろう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る