日本ライフラインの15年3月期第3四半期は増収増益を達成

■EP/アブレーション及び外科関連が堅調に推移

 日本ライフライン<7575>(JQS)の15年3月期第3四半期連結業績の売上高は、前年同期比3.7%増の188億5900百万円、営業利益は同5.3%増の13億6500万円、経常利益は同2.3%増の14億8600万円、四半期純利益は11.3%増の7億4300万円と増益増収となった。

 売上高については、EP/アブレーション及び外科関連では、新たに販売したオンリーワン商品の急速な市場浸透に加えて、既存商品も堅調に推移し売上高が増加した。利益面では、営業利益は保険償還価格の引下げがマイナス要因になったものの、収益性の高いグループ製品の売上構成比が上昇し、売上総利益率が改善した。経常利益では受取利息及び為替差益などの営業外収益を計上。四半期純利益では小山ファクトリーの用地取得の助成金などを特別利益として計上した。

 今期通期の連結業績見通し(10月24日に増額修正)は、予想の売上高257億4900万円(前期比5.7%増)、営業利益17億5100万円(同43.6%増)、経常利益18億円(同34.7%増)、当期純利益9億300万円(前年同期△2億200万円)で、配当予想は前回予想(5月2日公表)を据え置いて前期と同額の年間25円(期末一括)としている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る