【注目銘柄】セントラル警備保障は17年2月期第3四半期累計大幅営業増益で通期予想を増額修正

注目銘柄

 セントラル警備保障<9740>(東1)に注目したい。1月12日発表の17年2月期第3四半期累計連結業績が大幅営業増益となり、通期予想を増額修正した。株価はボックス展開の形だが、好業績を評価して上放れの展開が期待される。

 17年2月期第3四半期累計(3~11月)の連結業績は、売上高が前年同期比5.6%増の364億13百万円、営業利益が同66.1%増の16億47百万円、経常利益が同67.0%増の18億43百万円だった。純利益は前期計上の退職金制度見直しに伴う特別利益が一巡して同34.8%減の10億68百万円だった。

 常駐警備部門は伊勢志摩サミットなどの臨時警備が好調で5.0%増収、機械警備部門はM&A効果に加えて画像関連サービスが好調で4.7%増収、運輸警備部門は集配金サービスの拡販で13.1%増収、工事・機器販売部門は入退室管理システムが堅調で5.8%増収だった。

 通期の連結業績予想は、売上高を12億円、営業利益を2億70百万円、経常利益を2億90百万円、純利益を1億20百万円、それぞれ増額して、売上高が前期比5.7%増の490億円、営業利益が同80.6%増の16億60百万円、経常利益が同65.0%増の19億70百万円、純利益が同32.2%減の11億20百万円とした。

 第3四半期から特別警備保障を新規連結したことも寄与する。修正後の通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が74.3%、営業利益が99.2%、経常利益が93.6%、純利益が95.4%と高水準である。通期予想は再増額余地がありそうだ。

 株価は1800円~2300円近辺でのボックス展開の形だが、週足チャートで見ると26週移動平均線を回復して戻り歩調だ。好業績を評価して上放れの展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る