【株式評論家の視点】イワキは、新エネルギー分野でポンプの導入が注目

株式評論家の視点

 イワキ<6237>(東2)は、昨年3月18日に東京証券取引所市場第二部に上場。ケミカルポンプをはじめとする各種流体制御製品の開発・生産・販売を行っている。同社は、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアと世界中に拠点を持ちグローバルに展開している。日本国内も全国を網羅する業界ナンバーワンの販売体制でシェアを拡大、導入後の顧客をフォローし続けている。

 同社の最大の特徴は、「ポンプのデパート」と呼ばれるほどの、製品バリエーションの豊富さにあり、あらゆる用途に応えるために開発した製品数は、実に数1000種類。高品質を追求し、しかも顧客のコストパフォーマンスに貢献する製品を、世界のトップメーカとして提案している。

 今2017年3月期第2四半期業績実績は、売上高が123億9400万円、営業利益が7億7100万円、経常利益が10億8600万円、純利益が7億7900万円に着地。


 今17年3月期業績予想は、売上高が248億7100万円(前期比0.2%増)、営業利益が15億9400万円(同4.0%増)、経常利益が20億6700万円(同3.8%増)、純利益が15億2700万円(同横ばい)を見込む。年間配当は62円(第2四半期末30円、期末32円)を予定している。

 株価は、昨年6月24日につけた上場来の安値1500円から同12月21日に上場来の高値2877円と上昇。その後、モミ合っている。同社は、海外事業の拡大に取り組んでいるが、水処理・医療機器・新エネルギーの各市場規模の拡大が見込まれる中国に全額出資の現地法人を広東省深セン市に昨年12月に設立。中国国内において同社関連製品の調達・販売と貿易業務を開始する。今17年3月期の業績に及ぼす影響は軽微と見られるが、来18年3月期以降業績に貢献する見通し。また、燃料電池やリチウムイオン二次電池、太陽電池セルといった新エネルギー分野で同社のポンプが導入されていることも注目される。今期予想PER13倍台と割安感があるほか、配当利回り2.3%と利回り妙味はソコソコある。日足一目均衡表の基準線に届いており、短期的には値ごろ感が出ており、買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)

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