【注目銘柄】キャンドゥは16年11月期大幅増益で17年11月期も2桁増益予想

注目銘柄

 100円ショップ大手のキャンドゥ<2698>(東1)に注目したい。13日発表した16年11月期は大幅増益だった。そして17年11月期も2桁増益予想である。株価は好業績を評価して急反発している。上値を試す展開だろう。

 16年11月期連結業績は売上高が15年11月期比4.3%増の680億41百万円、営業利益が同77.5%増の23億41百万円、経常利益が同65.5%増の24億47百万円、純利益が同90.3%増の10億67百万円だった。

 既存店が堅調(既存直営店累計で100.7%)に推移し、新規出店、商品仕入原価コントロール強化による粗利益率改善、販管費の抑制などで大幅増益だった。店舗展開は新規週店95店舗、退店55店舗、リニューアル20店舗で、期末店舗数は同40店舗増加の967店舗となった。

 17年11月期の連結業績予想は売上高が16年11月期比4.5%増の711億円、営業利益が同10.6%増の25億90百万円、経常利益が同12.4%増の27億50百万円、純利益が同13.4%増の12億10百万円としている。新規出店は100店舗を目標としている。引き続き好業績が期待される。

 なお16年1月開始した韓国事業については、取引先の運営方針変更に伴い、ジョイントベンチャー契約の解除と撤退を決定した。また15年11月期に開始したOHO!HO!事業についても、17年11月期中の全店撤退を決定した。強みを持つ分野への特化戦略を推進する。

 株価は16年12月の既存店前年割れを嫌気して1月13日に1659円まで調整する場面があったが、好業績を評価して急反発している。1月18日には1828円まで上伸した。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。16年10月の昨年来高値1860円を試す展開だろう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■全従業員にAI活用徹底、業務改革を本格化  LINEヤフー<4689>(東証プライム)は7月14…
  2. ■50年以上親しまれたかぜ薬が国内市場から姿を消す?  大正製薬は7月14日、塗るかぜ薬「ヴイック…
  3. ■鈴鹿8耐で新型CBコンセプト登場  ホンダ<7267>(東証プライム)は7月11日、大型ロードス…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  2. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  3. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  4. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  5. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  6. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る