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【配当特集】インフォコムは電子書籍サービスが好調で連続営業最高益更新見通し
- 2017/1/24 11:50
- 特集, 利益還元に積極的な「魅力ある企業」
【利益還元に積極的な「魅力ある企業」(配当&株主優待)】
インフォコム<4348>(JQS)は、ICTの進化を通じて社会のイノベーションに貢献することを企業理念として、顧客に情報と通信に関わるソリューションとサービスを提供。現在は、国内8社、海外2社でグループを構成し、一般企業をはじめ携帯電話事業者、医療関係機関、官公庁、教育研究機関等に各種ITサービスを提供するとともに、消費者が利用する携帯電話等へのコンテンツ配信、eコマースなどのサービスを提供している。
同社グループは中期経営計画の基本方針である、環境変化へのスピーディな対応による「進化」、重点事業領域の業容拡大に向けた「進化」、「進化」を支える事業基盤の継続的強化の下、重点事業と位置付けるネットビジネス事業、ヘルスケア事業、GRANDIT事業を中心に、競争力の強化と業容の拡大に取り組んでいる。
今2017年3月期第2四半期業績実績は、売上高が193億3600万円(前年同期比3.2増)、営業利益が16億1000万円(同33.8%増)、経常利益が16億2300万円(同30.0%増)、最終損益が10億4700万円の黒字(同11億円の赤字)と黒字転換着地。ITサービスは企業向けがSI案件等で期ズレが発生したほか、先行投資を計画通り推進したため減収減益となるものの、電子書籍配信サービスが有料会員数100万人を超え、第1、第2四半期と四半期で最高売上を更新。継続的なコスト削減策とEコマースの構造改革効果も発現。四半期で売上高・利益とも過去最高を更新と好調。
今17年3月期業績予想は、売上高が450億円(前期比11.6%増)、営業利益が50億円(同12.9%増)、経常利益が50億円(同9.7%増)、純利益が30億円(同4.1倍)と連続営業最高益更新を見込んでいる。年間配当は25円(第2四半期末10円、期末15円)の3円増配を予定している。
株価は、昨年5月6日につけた昨年来の高値1897円から同8月19日に昨年来の安値1204円と調整を挟んで11月21日高値1746円と上昇。その後、モミ合っている。電子書籍配信サービス「めちゃコミック」は、前期に比べ1か月以上早いスピードで100億円を突破。昨年11月にサービス開始から10周年を迎えたことを記念してキャンペーンを実施しており、同サービスが計画を上回ることが予想されることから、通期業績予想の上振れも十分視野に入る。また、配当利回りは1.5%で、株主優待を実施していることが魅力となっている。毎年9月30日現在の株主名簿に記載された1単元(100株)以上の保有の株主を対象に、保有株数と保有年数に応じて優待ポイント(1ポイント=1円相当)の贈呈。優待ポイントは、グループ会社が運営する「オーガニックサイバーストア」で利用可能なポイントまたは希望の商品と交換できるため、中長期的な視点で注目される。1月31日に予定される第3四半期決算の発表を前に下押す場面があれば、買い妙味が膨らみそうだ。