デクセリアルズは業績予想の大幅増額など好感し1カ月ぶりに戻り高値を更新

株式市場 銘柄

■光学フィルムなど好調な上、第3四半期以降は円安効果も乗る

 光学弾性樹脂など特殊な電子材料に強いデクセリアルズ<4980>(東1)は27日、取引開始後に1233円(62円高)をつけて約1カ月ぶりに戻り高値を更新し、出来高も取引開始から30分足らずでこのところの一日平均を上回っている。26日の取引終了後に第3四半期決算を発表し、2017年3月通期の業績見通しを大幅に増額修正し好感買いが集まった。

 17年3月通期は、光学フィルムなどが好調に推移している上、円相場が16年10月の第2四半期決算発表の段階で公表した下半期の為替前提レート1ドル100円に対し第3四半期は円安の同109円で推移したことなどが寄与。通期の連結営業利益は従来予想を58%引き上げて30億円の見込みとし、経常利益は同じく88%引き上げて24億円の見込みとした。純利益は黒字転換の見込みとした。直近の円相場は1ドル114円のため、第4四半期はさらに為替の効果が盛られる可能性がある。

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