住友不動産が後場一段高、第3四半期好調で出来高も増加

株式市場 銘柄

■オフィス空室率の改善傾向など見て通期業績の上ぶれ期待も

 住友不動産<8830>(東1)は10日の後場一段高となり、13時40分にかけて3276.0円(166.0円高)まで上伸。出来高も、すでに2017年に入っての一日平均を上回っている。9日の取引終了後に第3四半期の連結決算(2016年4~12月)を発表し、売上高が前年同期比22%増加するなど好調だったことが好感されている。

 4~12月の純利益は同じく21%増加し、この期間としては過去最高を更新した。3月通期の業績見通しはこれまで通り据え置き、純利益は前期比14%増の1000億円、1株利益は210円98銭。市場関係者の間では、大型ビルの業績寄与の本格化や業界全体的なオフィス空室率の改善傾向などをベースに通期業績の上ぶれを期待する様子がある。

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