アルバックは増額修正を好感してストップ高、上場来高値を試す展開に期待

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■17年6月期第2四半期累計が計画超の大幅増益で通期予想を増額修正

 真空技術をベースとして、半導体・FPD・有機EL製造装置を展開しているアルバック<6728>(東1)は14日、700円高(17.3%高)の4745円まで上げてストップ高している。東証1部値上がり率は第4位。2月13日発表した17年6月期第2四半期累計の連結業績が計画超の大幅増収増益となり、通期連結業績予想を増額修正した。株価は増額修正を好感して07年8月の上場来高値5390円を試す展開が期待される。

 17年6月期第2四半期累計(7~12月)の連結業績は、売上高が前年同期比9.0%増の1120億21百万円で、営業利益が同33.6%増の144億09百万円、経常利益が同36.6%増の146億41百万円、純利益が同44.9%増の113億04百万円だった。

 有機EL製造装置、テレビ向け大型液晶ディスプレイ製造装置、半導体関連のスパッタリング装置や自然酸化膜除去装置、電子部品関連のモバイル機器向け高機能デバイス製造装置などが受注、売上とも好調に推移して計画超の大幅増収増益だった。計画に対して売上高は110億21百万円、営業利益は39億09百万円、経常利益は41億41百万円、純利益は38億04百万円上振れた。

 通期の連結業績予想は、売上高を245億円増額して16年6月期比13.5%増の2185億円、営業利益を80億円増額して同45.5%増の260億円、経常利益を80億円増額して同41.5%増の260億円、純利益を75億円増額して同16.8%増の195億円とした。半導体・液晶関連製造装置の受注環境は良好であり、通期予想には再増額余地がありそうだ。(MM)

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