日清オイリオGが高値更新、業績好調でオリーブオイル値上げなどに好反応

日清オイリオグループ 2602

■営業・経常利益など第3四半期までで通期計画を上回る

 日清オイリオグループ<2602>(東1)は16日、取引開始後に572円(8円高)をつけ、1月6日以来の昨年来高値更新となった。イタリアでの多雨などを要因に家庭用のオリーブオイルを4月1日納入分から約10%値上げすると伝えられており、業績が好調なため好材料に反応しやすい相場との見方が出ている。

 第3四半期決算(2016年4~12月累計・連結)は、営業利益が前年同期の約2倍の93億円となった。3月通期の予想は据え置いて90億円のため、数字上は第3四半期までで通期計画を上回った。これは経常利益、純利益も同じだった。通期業績に対する上ぶれ期待が強まる可能性はあり、株価水準はPER16倍前後になるため割安感がある。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る