「保育事業」と伝えられたニチイ学館が急反発し最大手JPホールディングスも高い

株式市場 銘柄

■JPホールディングスは企業内託児所の運営受託も本格化

 ニチイ学館<9792>(東1)は17日、急反発の始まりとなり、取引開始後に7%高の892円(58円高)をつけて出来高も急増している。「日本生命保険と共同で保育事業を展開し来春までに保育所を全国で約100カ所新設し1800人程度の児童を受け入れる」と17日付の日本経済新聞朝刊が伝え、期待が盛り上がった。昨年来の高値は908円(2016年12月15日)。この高値をはさんで3ヵ月間ほど高値もみ合いが続いたため、この高値を抜けば値動きが一段と軽くなるとの見方が出ている。

 また、この報道で「保育最大手」と伝えられたJPホールディングス<2749>(東1)は257円(2円高)。すでに全国で保育園を172園運営するほか、学童クラブ、児童館など合計250施設(2016年12月末現在)を運営し、企業内託児所の運営受託も本格化し、17年秋には資生堂<4911>(東1)の企業内託児所が稼働する予定だ。(HC)

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