キーウェアソリューションズが大きく戻す、減額修正の影響は朝方で一巡の見方

株式市場 銘柄

■受注見込み案件の延期など発表するが来期への期待は強い

 システム開発の大手キーウェアソリューションズ<3799>(東2)は23日、朝方の535円(65円安)を安値に大きく戻し、13時を過ぎては570円(30円安)前後で底堅い相場となっている。22日の取引終了後に今期・2017年3月期の業績予想を大幅に減額修正し、手控え売りが先行したようだ。だが、出来高が急増しているため、こうした売りは朝方で一巡したとの見方が出ている。

 今3月期の見通しとして、第3四半期以降、顧客企業の計画見直しによる案件の延期や凍結、さらに開発体制構築のタイミングが合わず受注を見送るといった事象が発生した結果、連結営業利益は従来予想を85%引き下げて7500万円の見通し(前期比では19%の増加)とし、純利益は同じく91%引き下げて7000万円の見通し(同6%の増加)とした。

 大幅な減額修正だが前期比では増益を継続するため、タイミングの合わなかった案件の来期への貢献などには引き続き期待が強いようだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る