【業績でみる株価】プラネットは17年7月期第2四半期累計利益予想を増額修正

 プラネット<2391>(JQ)に注目したい。メーカー・卸間の電子データ通信・交換(EDI)仲介を展開している。2月24日発表した17年7月期第2四半期累計の非連結業績は大幅増益だった。通期予想上振れに対する期待も高まる。株価は、27日は急落したが、日柄調整が完了して16年11月の上場来高値に接近している。上値を試す展開が期待される。

 17年7月期第2四半期累計(8~1月)の非連結業績予想は、売上高が前年同期比3.1%増の14億79百万円、営業利益が同19.9%増の3億72百万円、経常利益が同22.9%増の3億85百万円、純利益が同30.3%増の2億57百万円だった。主力のEDI事業で通信処理データ量が増加し、販管費削減も寄与して大幅増益だった。

 通期の非連結業績予想は据え置き、売上高が前期比3.0%増の29億90百万円、営業利益が同2.5%増の7億10百万円、経常利益が同2.8%増の7億20百万円、純利益が同3.8%増の4億65百万円としている。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が49.5%、営業利益が52.4%、経常利益が53.5%、純利益55.3%と順調な水準である。通期予想上振れに対する期待も高まる。

 株価は1900円近辺でのモミ合いから上放れて、2月22日には2260円まで上伸した。そして16年11月の上場来高値2369円に接近してきた。27日は急落したが、日柄調整が完了したようだ。週足チャートで見ると13週移動平均線が接近してモミ合いから上放れ、サポートラインを確認した形だ。好業績を評価して上値を試す展開が期待される。(MM)

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