トランプ大統領のインフラ投資に期待強まりコマツや森尾電機などが一段高

株式市場 銘柄

■「インフラ投資に1兆ドル」と伝わりタダノや東洋電機製造なども高い

 2日朝の東京株式市場では、コマツ<6301>(東1)が取引開始後に2879.5円(81.0円高)をつけて昨年来の高値に顔合わせし、太平洋セメント<5233>(東1)は2週間ぶりに420円(12円高)を回復など、米国のインフラ投資に関連する銘柄が活況高となっている。トランプ大統領が米国時間1日の議会演説でインフラ投資や国防投資などに積極姿勢を示し、演説の前にはインフラ投資に1兆ドル(114兆円)をつぎ込むと発言し、引き続き期待が高揚している。

 大型クレーンのタダノ<6395>(東1)は4%高となり高戻り高値に進み、、道路機械の酒井重工業<6358>(東1)は3%高。こうした建設機械向けの油圧部品を製造するヤマシンフィルタ<6240>(東1)は2%高だが上場来の高値を連日更新。日本バルカー工業<7995>(東1)も高い。

 また、鉄道車両用の電機機器の森尾電機<6647>(東2)は2日連続ストップ高の382円(80円高)。昨日急伸した日本車輌製造<7102>(東1)は一服模様だが、トランプ米大統領が2月上旬に日本や中国の新幹線を例に挙げて「高速鉄道が米国にはない」と述べたことがあり、鉄道網の拡充に期待が広がっている。東洋電機製造<6505>(東1)は年初来の高値に進んでいる。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■地域と共に築いた「鮪解体ショー」で世界一の舞台へ  銚子丸<3075>(東証スタンダード)は、同…
  2. ■速乾・吸水機能を備えたブラ&ショーツ、11月7日から応援購入受付  グンゼ<3002>(東証プラ…
  3. 日産自動車 日産 NISSAN
    ■経営再建計画の一環として保有資産を最適化、20年間の賃貸借契約で本社機能維持  日産自動車<72…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  2. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  3. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  4. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…
  5. ■師走相場は最終レースさながら、勝ち負け分ける「掉尾の一振」に熱視線  師走である。礼節一点張りの…
  6. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る