【注目銘柄】スズデンは17年2月売上高が前年比20.9%増と好調、通期業績予想に上振れ余地

注目銘柄

 スズデン<7480>(東1)に注目したい。FA用制御機器が主力の技術商社である。3月1日発表した17年2月度売上高(個別)は前年比20.9%増と好調だった。17年3月期通期は営業減益予想だが上振れ余地がありそうだ。株価は戻り歩調で15年12月高値に接近してきた。上値を試す展開が期待される。

 17年2月度売上高(個別速報値)は前年比20.9%増で、5ヶ月連続の増加となった。上期4~9月の6ヶ月合計が同3.2%減だったのに対して、下期10~2月の5ヶ月合計は同16.4%増と好調に推移している。なお4~2月累計では同5.6%増の371億01百万円となった。

 17年3月期の連結業績予想は、売上高が16年3月期比1.5%増の398億円、営業利益が同10.8%減の8億90百万円、経常利益が同4.5%減の11億60百万円、純利益が同0.3%増の7億40百万円としている。

 営業減益予想だが、半導体・液晶製造装置関連の受注が増加しており、月次売上高(個別速報値)を見ても、下期は16年10月9.0%増、11月16.0%増、12月18.5%増、17年1月17.7%増、そして2月20.9%増と大幅増収基調である。通期会社予想には増額余地がありそうだ。

 株価は戻り歩調で3月1日には1097円まで上伸した。そして15年12月高値1196円に接近してきた。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形であり、上値を試す展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る