JPホールディングスが連日高値、待機児童の解消に向けた新プランなど材料視

株式市場 銘柄

■子育てと仕事の両立などの環境整備に優れた「プラチナくるみん」認定も好感

 保育園運営の最大手・JPホールディングス<2749>(東1)は8日、303円(12円高)まで上げて年初来の高値を連日更新し、10時を過ぎても300円前後で3日続伸基調となっている。安倍首相が3月4日に待機児童の解消に向けた新プランを6月中にも策定する方針を表明したと伝えられたことなどが材料視され、上げピッチを強める展開になった。

 2月初には、保育士不足や人件費の高騰などが影響して今期・2017年3月期の連結営業利益などを減額修正したが、株価は3月初にこれを発表する前日の水準(2月1日の終値261円)を回復。保育士不足などは社会的なニュースでもあり、当面の業績動向については市場関係者でなくともかなり理解が進んでいるようだ。

 また、3月6日には、100%子会社の日本保育サービスが「プラチナくるみん」の認定を受けたと発表した。「くるみん」認定は、次世代育成支援対策推進法に基づき、積極的な子育てサポートを行っている企業として厚生労働大臣が認定する。子育てと仕事の両立を支援して休業後に復帰しやすい環境づくりを進めるなど、子育てをしながらキャリアを積んで能力を発揮できる環境整備を推進している。(HC)

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