【株式市場】材料株物色が活発で日経平均は小動きだが終値では昨年来の高値

株式

◆日経平均の終値は1万9633円75銭(29円14銭高)、TOPIXは1577.40ポイント(3.39ポイント高)、出来高概算(東証1部)は14億7180万株

チャート5 13日後場の東京株式市場は、米国の利上げが確実視される中で、今週なかばにその会合(FOMC:米連邦公開市場委員会)が開かれるため、大きく動く投資家は少ないようで、好業績株や材料株が賑わう中、日経平均は午後の振幅が約60円にとどまり、30円高(1万9635円)を挟んで一進一退となった。それでも終値では約1週間ぶりに2015年12月以来の高値を更新した。東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均は小安い。

 後場は、富士フイルムホールディングス<4901>(東1)が人工タンパク質に関する発表などを手掛かりに後場一段強含み、日本航空<9201>(東1)は原油安などが言われて年初来の高値。東芝テック<6588>(東1)は大株主による保有株売却を巡る思惑などを背景に一段と堅調。ライフル銃のミロク<7983>(東2)は第1四半期の業績が好感されて朝方から大引けまでストップ高。アエリア<3758>(JQS)は今金黒字転換期待や6月末の株主の保有株を2分割などの材料が再燃とされて2006年以来の高値更新。

 東証1部の出来高概算は14億7180万株(前引けは7億4162万株)、売買代金は1兆7724億円(同8257億円)。1部上場2004銘柄のうち、値上がり銘柄数は998(同1062)銘柄、値下がり銘柄数は849(同756)銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、電力・ガス、空運、陸運、情報・通信、建設、サービス、その他製品、倉庫・運輸、化学、食料品、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る