新規上場のほぼ日は買い気配のまま公開価格の25%高(10時現在)

株式市場 IPO 鐘

■本日は2銘柄が新規上場となり、うるるは公開価格の11%高で初値

 16日は2銘柄が新規上場となり、ほぼ日(ほぼにち)<3560>(JQS・売買単位100株)はコピーライター糸井重里氏が1979年に立ち上げた。2002年に東京糸井重里事務所として株式会社化し、16年に現社名となった。社名の由来は主力のウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」。自社企画商品をネットで直販し、「ほぼ日手帳」が売上高の7割を占める。

 公開価格は2350円。買い気配をセリ上げる展開になり、10時にかけては公開価格を25%上回る2940円の買い気配。まだ初値はついていない。

 会社発表の2017年8月期の業績見通し(個別)は、売上高が前期比1.3%増の38億1700万円、営業利益は同0.2%増の5億円、純利益は同7.8%増の3億2900万円、1株利益は155円48銭。

 公開価格はPER15.1倍になり、たとえば「ブルーダイアリー手帳」が人気のタナベ経営(9644)のPER19倍台、トレンダーズ(6069)のPER29倍前後などが参考にされている。

 もう一銘柄、うるる<3979>(東マ・売買単位100株)は公開価格の11%高(3330円)で初値がついたあと強もみ合いとなっている。(HC)

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