【業績でみる株価】ハイアス・アンド・カンパニーは17年4月期第3四半期累計増収増益と順調、5月1日付の株式3分割も発表

 ハイアス・アンド・カンパニー<6192>(東マ)は16日、198円高(11.99%高)の1850円まで上げて急反発している。高性能デザイナーズ住宅など住宅関連に特化したコンサルティング会社である。3月15日発表した17年4月期第3四半期累計の連結業績は増収増益と順調だった。そして5月1日付での株式3分割も発表した。株価は戻り一服の形だが、株式分割も好感して上値を試す展開が期待される。

 17年4月期第3四半期累計(5月~1月)の連結業績は、売上高が前年同期比23.2%増の29億06百万円、営業利益が同4.7%増の1億94百万円、経常利益が同4.7%増の1億95百万円、純利益が同4.0%増の1億19百万円だった。

 主力の高性能デザイナーズ住宅R+house事業において、会員数の増加に伴って受注数が伸長し、ロイヤルティ収入が堅調に推移した。広告宣伝費などの先行投資負担を吸収して増収増益だった。

 通期の連結業績予想は据え置いて、売上高が前期比21.7%増の38億84百万円、営業利益が同18.7%増の2億89百万円、経常利益が同27.7%増の2億91百万円、純利益が同28.3%増の1億84百万円としている。通期ベースでも好業績が期待される。

 なお株式分割を発表した。17年4月30日を基準日(効力発生日17年5月1日)として、1株を3株に分割する。

 株価は1000円近辺での下値固めが完了、本日16日は198円高(11.99%高)の1850円まで上げて急反発している。週足チャートで見ると13週移動平均線が接近して自律調整一巡感を強めている。株式分割も好感して上値を試す展開が期待される。16年4月IPO時の高値2829円も視野に入りそうだ。(MM)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る