【Newsで一枚】テクマトリックスの由利孝社長

テクマトリックス 由利孝社長,
■第2四半期売上過去最高、注目の『NOB0RI』は好調な引き合い、高利回り、低PERで株価割安

テクマトリックス<3762>(東1・売買単位100株)は、都内の三菱ビルで2015年3月期・第2四半期決算説明会を開催、第2四半期の売上が過去最高を記録したと説明する由利孝社長(写真)。

1984年にニチメン(現、双日)の営業子会社「ニチメンデータシステム」として設立、2000年に現社名へ変更した。楽天が31.0%を保有する筆頭株主。

第2四半期の売上は前年同期比3.4%増の86億400万円だった。「情報基盤事業」は、主力の負荷分散装置の販売は前年度好調の反動もありやや頭打ち傾向となったが、標的型攻撃に代表されるサイバー攻撃の脅威が高まっていることを背景に次世代ファイアオールの販売が好調。複数の公共機関向けに大型の基盤構築案件を受注したという。同事業部門の売上は前年同期比3.1%増の57億円だった。

もう一つの事業である、「アプリケーション・サービス事業」は、ECやスマートフォン関連の開発案件の受注が好調なほか医療関連において大学病院向けの大型案件を受注した。注目の医療情報クラウドサービス『NOBORI』は好調な引き合いが続いているという。合同会社医知悟は遠隔読影の需要の高まりにより従来の病院向けサービスに加え検診施設等取り込みが進んでいるため契約施設数、読影依頼件数、従量課金金額とも好調。これらの結果、同事業の売上は前年同期比4.0%増の29億300万円だった。ただ、人件費の増加等で第2四半期の営業利益は18.7%減益の3億5000万円だった。

2015年3月期通期では、前期比売上5.5%増の183億円、営業利益3.7%増の11億6000万円、1株利益58.0円、配当は年15円の見通し。

株価は年初来高値が781円(8月22日)、安値が536円(2月4日)、直近値は617円。配当利回り2.43%、PER10.6倍と割安が目立つ。

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