【株式市場】「一風堂」は公開価格の5倍を超え日経平均は籠池氏への喚問などで小動きだが新規上場銘柄など強い

株式

◆日経平均の前引けは1万9068円22銭(26円84銭安)、TOPIXは1529.29ポイント(0.91ポイント安)、出来高概算(東証1部)は8億6116万株

チャート5 23日(木)前場の東京株式市場は、円相場が昨夜のNY市場の高値を超える様子を見せず、NYダウも5日続落とはいえ小幅安にとどまったことなどを受け、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)野村ホールディングス<7604>(東1)が小高く始まったあとも堅調に推移。「森友学園」の籠池泰典氏に対する証人喚問が10時頃から行われたため様子見気分があり、日経平均は小動きの中、48円21銭高(1万9089円59銭)と67円63銭安(1万8973円75銭)の幅で底堅かった。前引けは反発基調の26円84銭高(1万9068円22銭)となった。東証マザーズ指数と日経JASDAQ平均は小高い。

 再上場2日目のマクロミル<3978>(東1)が上げ、澤藤電機<6901>(東1)は岐阜大学と画期的な水素発生装置の開発が言われて2日連続ストップ高。上場3日目となったラーメン「一風堂」の力の源ホールディングス<3561>(東マ)は公開価格の5倍を超え、ケアサービス<2425>(JQS)は中国で訪問入浴の合弁事業開始が好感されて3日連続ストップ高の17.6%高。

 この日、東証2部と名証2部に同時上場となったグリーンズ<6547>(東2、名2・売買単位100株)は9時16分に公開価格1400を9%上回る1521円で売買が成立し初値がついた。その後1620円まで上げ、前引けは1540円。

 東証1部の出来高概算は8億6116万株、売買代金は1兆856億円。1部上場2010銘柄のうち、値上がり銘柄数は807銘柄、値下がり銘柄数は1036銘柄となった。

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