【注目銘柄】トーカロは17年3月期連結業績予想と配当予想を増額修正

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 トーカロ<3433>(東1)に注目したい。高機能皮膜を形成する溶射加工の大手である。3月22日、17年3月期連結業績予想と配当予想の増額修正を発表した。株価は2月の昨年来高値圏から一旦反落したが、本日3月23日には2890円まで上伸している。自律調整が一巡し、増額修正も評価して15年6月高値を試す展開が期待される。

 17年3月期連結業績予想は、売上高を8億円増額して16年3月期比0.2%増の288億円、営業利益を10億60百万円増額して同14.5%増の55億円、経常利益を10億円増額して同11.4%増の56億円、純利益を7億91百万円増額して同25.0%増の37億70百万円とした。半導体・液晶分野向けを中心とした溶射加工の売上高が想定を上回るペースで推移している。

 17年3月期の配当予想については期末10円増額して年間85円(第2四半期末37円50銭、期末47円50銭)とした。16年3月期の年間75円との比較でも10円増配となる。

 株価は2月の昨年来高値圏2800円近辺から利益確定売りで一旦反落したが、大きく下押すことなく高値圏2600円~2700円近辺で堅調に推移し、本日3月23日には2890円まで上伸している。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。自律調整が一巡し、増額修正も評価して15年6月高値2961円を試す展開が期待される。(MM)

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