【株式評論家の視点】燦キャピタルマネージメントの18年3月期以降の収益ドライバーはクリーンエネルギー関連事業

株式評論家の視点

 燦キャピタルマネージメント<2134>(JQS)は、現在、2018年3月期に向けて、昨年11月の増資に基づく、国内外のクリーンエネルギー分野への投資および国内インバウンド関連の不動産分野への投資について、マーケティング調査、研究等々の活動を行っており、この事業活動を着々と進めているが、中でもクリーンエネルギー分野へ注力していることが注目される。

 日本国内では、石炭火力発電所は年間約1億トンの石炭を使用しているが、このうち3%については間伐材や端材等の一般的には利用できない木等を原料とする木質チップや木質ペレット、パームオイル等々の生物由来の燃料などのクリーン燃料を使わなければならないため、この割合が10%、将来的には30%使用しなければならなくなると言われている。世界的に、クリーン燃料が不足している状況下において、同社は2月15日大引け後に、クリーンエネルギー関連事業を手掛ける、同社の100%子会社であるSGPE社が、日本国内においても当該事業を展開していくために、その準備会社として、100%出資の日本法人SGPEジャパン(株)を設立したと発表。新会社SGPEジャパンは、日本国内で木質ペレットの製造・販売事業などを展開しているが、国内電力会社、バイオマス発電事業者などへのバイオマス燃料供給と、太陽光発電事業者への投資を準備している。

 今後、国内外で、バイオマス発電所の建設が数多く予定されるほか、既に稼働している石炭火力発電所の石炭にもクリーン燃料を混焼する必要性があり、クリーン燃料の需要は、増加する見通し。ペレット燃焼を既に行っている、或はペレット燃焼を計画しているところは関西電力や中部電力、東北電力、東京電力など。ほかに昭和シェルをはじめとしたバイオマス発電所などの売電事業のプロジェクトが立ち上がり、混焼バイオマスとしてPKS(アブラヤシ核殻)や木質ペレットを挙げていることから、ビジネスチャンスが拡がると期待される。

 17年3月期業績予想は、売上高が2億8300万円(前期比10.4%減)、営業損益が2億3900万円の赤字(同9400万円の赤字)、経常利益が2億6600万円の赤字(同1億5700万円の赤字)、最終損益が2億7700万円の赤字(同1億9300万円の赤字)になる見通し。

 株価は、昨年12月1日高値115円から3月24日安値71円と40円(35%)調整し、昨年2月の安値圏にほぼ届き値ごろ感が出ている。27日に逆張りのテクニカル指標の移動平均乖離率では75日が-10%以下、サイコロジカルでは30以下と買いシグナルが点灯している。3月決算期末を前に処分売りは一巡した感がある。18年3月期以降の収益ドライバーとなるクリーンエネルギー分野への注力に対する期待感が高まることから、中長期的な視点で買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)

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