【注目銘柄】ミツウロコグループホールディングスは高値圏モミ合いから上放れ期待、18年3月期も収益拡大予想

注目銘柄

 ミツウロコグループホールディングス<8131>(東1)に注目したい。LPガス主力の燃料商社で、電力小売、コンビニ運営、高級ハンバーガー店なども強化している。17年3月期増収増益予想で、18年3月期も収益拡大が予想される。株価は08年来の高値圏でモミ合う形だが、煮詰まり感を強めている。好業績を評価して上放れの展開が期待される。

 17年3月期の連結業績予想は、売上高が16年3月期比4.7%増の2000億円、営業利益が同22.1%増の44億円、経常利益が同4.6%増の48億円、純利益が同2.8%増の27億円としている。

 第3四半期累計(4月~12月)は前年同期比1.5%増収、52.0%営業増益、22.8%経常増益、10.5倍最終増益だった。エネルギー事業は石油製品全般に原油価格下落の影響で減収減益だったが、電力小売やフード&プロビジョンズ事業の売上高が大幅伸長した。その他事業では、前期計上した貸倒引当金繰入額がリスク債権減少に伴って大幅減少し、営業損益が大幅改善した。通期ベースでも好業績だろう。そして18年3月期も収益拡大が予想される。

 なお17年1月には、ベーカリー「麻生十番モンタボー」とカフェ「元町珈琲」を展開しているスイートスタイルの全株式譲受(株式譲渡実行17年4月初旬)と発表している。

 株価は08年来の高値圏700円~750円近辺でモミ合う形だが、2月27日に778円まで上伸する場面があり、煮詰まり感を強めている。週足チャートで見ると26週移動平均線が接近している。好業績を評価して上放れの展開が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る