メディアドゥが事業譲受や子会社化の資金繰り発表など好感されて昨年来の高値

株式市場 銘柄

■発行株数の増加などを回避し銀行借り入れに決定し好感される

 電子書籍流通などのメディアドゥ<3678>(東1)は29日の後場寄り後に一段高の2628円(190円高)まで上げて13%高となり、昨年来の高値更新幅を広げている。29日付で、出版デジタル機構(東京都千代田区)の子会社化やエンタテイメント事業の譲り受けに要する資金の借り入れを発表。証券市場から資金調達する場合の発行株数の増加などを回避する方策として好感する動きがある。

 借り入れる資金は無担保で合計108億円。業績への影響については、今期(平成30年2月期)の業績予想に織り込んで発表する予定とした。2017年2月期の決算発表は4月上旬としている。

 子会社化する出版デジタル機構は、電子出版ビジネスの支援を目的に、2012年に出版業界を挙げた協力のもと産業革新機構などの出資を得て設立された。設立の経緯から、規模の大小を問わず幅広い出版社の取引先を抱えており、特に文芸書、学術書などを中心としたテキストコンテンツを豊富に取りそろえているという。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る