川口化学工業は早くも第2四半期・通期業績予想を上方修正

■利益面での進捗率が高いことから再度の上方修正が期待できる

 川口化学工業<4361>(東2)は5日、17年11月期第1四半期連結業績を発表した。売上高16億73百万円(前年同期比16.8%増)、営業利益85百万円(前年同期△25百万円)、経常利益84百万円(同△30百万円)、純利益59百万円(同△28百万円)と2ケタ増収大幅増益で黒字転換となった。

 第1四半期業績が当初予想を上回ったことから、早くも第2四半期業績予想と通期業績予想の上方修正を発表した。

 第2四半期連結業績予想の売上高は、前回通りの33億40百万円、営業利益は前回予想を35百万円上回る1億10百万円(前回予想比46.7%増)、経常利益は35百万円上回る1億10百万円(同46.7%増)、純利益は15百万円上回る70百万円(同27.3%増)と利益面での大幅な上方修正となった。

 通期連結業績予想は、売上高は前回予想通りの67億60百万円、営業利益は20百万円上回る1億70百万円(前回予想比13.3%増)、経常利益は20百万円上回る1億70百万円(同13.3%増)、純利益は10百万円上回る1億20百万円(同9.1%増)と売上高は当初予想通りであるが、利益面での上方修正を見込む。

 ちなみに、第2四半期業績予想に対する第1四半期業績の進捗率は、売上高50.0%、営業利益77.3%、経常利益76.4%、純利益84.3%と利益面での進捗率が高いことから再度の上方修正が期待できる。

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