技研製作所の第2四半期は、2ケタの増収増益と好調

■「インプラント工法」は自然災害から人命、財産を守る先進的技術として評価され各地で採用が広がる

 技研製作所<6289>(東2)の第2四半期は、2ケタの増収増益と好調に推移している。

 第2四半期連結業績は、売上高138億05百万円(前年同期比20.0%増)、営業利益32億36百万円(同24.4%増)、経常利益32億78百万円(同26.4%増)、純利益23億39百万円(同26.4%増)となった。

 東日本大震災からの復旧・復興事業や事前防災対策、社会インフラの整備事業等が国の重要施策として挙げられているため同社の事業環境は良好といえいる。

 そのため、同社グループが推進する 「インプラント工法」は、自然災害から人命、財産を守る先進的技術として評価され各地で採用が広がっている。

 建設機械事業は、圧入機サイレントパイラーのラインナップ全体を通して販売が引き続き好調である。

 圧入工事事業は、地震や津波に粘り強い「インプラント堤防」の受注が高水準で推移している。

 また、海外展開は、1月にカンボジアへのサイレントパイラーの初納入をはじめ、バングラデシュにおいて、インプラント工法による橋梁の基礎工事を受注、着工している。

 通期連結業績予想に対する進捗率は、売上高55.2%、営業利益67.4%、経常利益68.2%、純利益73.1%と高い進捗率であることから、上振れが期待できる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■北海道大樹町で飛行、安全性と着地精度を実証  ホンダ<7267>(東証プライム)の研究開発部門で…
  2. ■自社で自動運転システムを持たない企業にも施工自動化を提供  日立建機<6305>(東証プライム)…
  3. ■年間約36万人が犠牲に、二輪事故対策が急務  豊田合成<7282>(東証プライム)は6月11日、…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る