ANAPの第2四半期は減収ながら、赤字幅大幅縮小

■主力のインターネット販売事業は好調で2ケタ増収大幅増益

 11日に発表されたANAP<3189>(JQS)の今17年8月期第2四半期は、減収ながら赤字幅は大幅に縮小した。

 第2四半期の売上高は32億28百万円(前年同期比7.4%減)、営業利益△35百万円(前年同期△1億88百万円)、経常利益△35百万円(同△1億87百万円)、純利益△57百万円(同△69百万円)となった。

 事業別の業績は、インターネット販売事業は、売上高18億93百万円(前年同期比12.3%増)、セグメント利益2億13百万円(同80.5%増)と2ケタ増収大幅増益となった。

 店舗販売事業は、6店舗退店したことで、売上高は11億96百万円(前年同期比25.5%減)となった。セグメント利益は△1億34百万円(前年同期△1億91百万円)と赤字幅は縮小した。

 卸売販売事業の売上高は、売上高1億14百万円(前年同期比32.6%減)、セグメント利益△01百万円(前年同期△02百万円)となった。

 卸売販売事業については、同日、新たにインターネットによる卸売販売を目的とした卸売販売サイト「Tokyo Fashion Wholesale」を開始することも発表した。

 インターネット販売事業は好調に推移している一方、店舗販売事業でも不採算店舗の退店を進め、収益の改善が進んでいる。

 通期業績予想は、売上高70億95百万円(前期比0.2%増9、営業利益1億02百万円(前期△60百万円)、経常利益95百万円(同△68百万円)、純利益55百万円(同△20百万円)と黒字転換を見込む。

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