【木村隆のお宝銘柄】コーセーはインバウンド需要を取り込む、米国子会社も順調

木村隆のお宝銘柄

コーセー<4922>(東1)が2月2日の高値5690円から一呼吸入れているが、目先筋の売りが一巡、出直りのタイミングを迎えている。

今回の人気の材料は好業績だが、インバウンド需要の盛り上がり、海外では買収した米国タルト社の好調で、中期的な成長の道が切り開かれている。本格的な訂正高の波動に入っており、押し目は絶好の買い場提供場面となっている。

同社は化粧品業界では第3位にランクされる。「アルビオン」や「コスメデコルテ」、量販店やドラッグストア中心の「雪肌精」、「ヴィセ」など複数のブランドを持ち、販売経路別に異なる価格帯で展開する。

「成長ドライバーへの注力」、「基幹ブランド事業の収益性拡大」、「経営基盤の強化」の3つを基本方針に掲げ、新たな成長軌道に乗せる「攻めの改革」を推進している。

第3四半期累計決算は、消費税率引き上げ前の駆け込み需要に伴う反動減の影響を第1四半期でほぼ吸収。訪日外国人需要も含めた国内需要を効果的に取り込んだことに加え、2014年4月に子会社化した米国タルト社も順調に成長し増収に。

国内では百貨店等で展開する高価格帯ブランド「アルビオン」の販売が大幅に伸長。機能性の高い新製品投入や各種プロモーションを強化した「雪肌精」「エスプリーク」も好調だった。海外はタルト社も業績が想定を上回って推移している。

このため、今2015年3月期は会社側予想を上回る200億円(前期189億円)が見込まれ、来期は214億円に続伸が見込まれる。(株式評論家、元日本証券新聞編集長)

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