三洋貿易は9月期第2四半期の営業利益を57%上方修正し配当も増額した

■年間配当は前期比9円増で58円に

 三洋貿易<3176>(東1)は25日、17年9月期第2四半期連結業績予想及び通期連結業績予想を上方修正し、併せて、年間配当の増額修正を発表した。

 17年9月期第2四半期連結業績予想は、ゴム関連商材、自動車部品、機械資材関連商材の販売が好調に推移したことにより、前回予想(11月8日)を上方修正。売上高は前回予想を28億円上回る338億円(前回予想比9.0%増)、営業利益は10億20百万円上回る28億20百万円(同56.7%増)、経常利益は10億20百万円上回る29億70百万円(同52.3%増)、四半期純利益は6億40百万円上回る18億90百万円(同51.2%増)となる見通しである。

 通期についても、米国トランプ政権の強硬施策など懸念材料はあるものの、第3・第4四半期も底堅く推移することが予想され、通期業績予想を上回る見込みである。

 17年9月期連結業績予想の売上高は前回予想を据え置き670億円、営業利益は6億円上回る48億円(前回予想比14.3%増)、経常利益は6億円上回る49億50百万円(同13.8%増)、純利益は4億10百万円上回る32億円(同14.7%増)となる見通しである。

 同日、併せて配当の増額修正を発表し、今期(17年9月期)の上期配当は当初予想の23円を28円に増額し、下期配当も27円を30円に増額修正した。年間配当は前期比9円増で58円(16年9月期は49円)としている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る