インフォマートの第1四半期は「受発注事業」「規格書事業」の利用拡大で増収増益

■第2四半期業績予想に対する進捗率は、利益面では前期に比較して今期が上回る

 28日に発表されたインフォマート<2492>(東1)の第1四半期は、「受発注事業」、「規格書事業」の利用拡大 によりシステム使用料が増加し、増収増益となった。

 第1四半期連結業績は、売上高15億87百万円(前年同期比8.2%増)、営業利益5億16百万円(同9.2%増)、経常利益5億07百万円(同11.2%増)、純利益3億41百万円(同15.6%増)となった。

 同社の事業は、受発注事業、規格書事業、ES事業、その他に分けられる。その中で、主力事業である受発注事業は売上高9億64百万円 (同9.5%増)、営業利益4億63百万円(同4.1%増)と堅調であった。
 規格書事業は、売上高3億10百万円 (同15.1%増)、営業利益1億43百万円(同85.2%増)と大幅増益。
 ES事業は、売上高3億04百万円 (同4.4%増)、営業利益△77百万円(前年同期△46百万円)と増収ながら、ソフトウェアの償却費等により赤字幅が拡大した。
 その他は、売上高18百万円 (前年同期比45.9%減)、営業利益△12百万円(前年同期△3百万円)であった。

 第2四半期業績予想に対する進捗率は、売上高46.6%(前年同期47.6%)、営業利益60.6%(同47.4%)、経常利益59.6%(同46.0%)、純利益60.6%(同45.9%)と売上高についてはほぼ前期と同水準であるが、利益面では今期の進捗率が上回っていることから、利益面での上振れも期待できる。

 ちなみに、17年12月期通期連結業績予想は、売上高79億円(前期比28.4%増)、営業利益26億03百万円(同33.1%増)、経常利益26億円(同33.5%増)、純利益17億22百万円(同42.9%増)と大幅増収増益を見込む。

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