マクロミルの第3四半期は主力のデジタル・リサーチなどの拡販が継続し、31%純利益増

■企業のデジタル・メディアへの広告出稿拡大等が追い風

 マクロミル<3978>(東1)の17年6月期第3四半期連結業績は、売上収益が前年同期比9.1%増の273億65百万円、営業利益が同11.5%増の58億53百万円、税引前利益が同35.6%増の48億90百万円、四半期純利益が同31.0%増の29億56百万円だった。

 国内の事業では、企業のデジタル・メディアへの広告出稿拡大等を追い風に、主力のデジタル・マーケティング商材の拡販が広告代理店及びサービス事業者に対して継続している。加えて、グローバ ル・リサーチ商材の販売が消費財メーカを中心に、既存商品のオーダーメイド型商材の販売が通信事業者を中心に、それぞれ大きく伸長した。また海外では特に、グローバル・キー・アカウント(グローバルに営業強化の対象としている企業群)に対する売上が堅調に推移している。利益面では、外注費の抑制や人件費抑制の施策がそれぞれ奏功し、営業利益を押し上げた。

 2017年6月期の通期業績予想は、2月8日公表の数値を据え置き、売上収益が前期比10.1%増の358億円、営業利益が同19.5%増の68億50百万円、税引前利益が同41.7%増の57億92百万円、純利益が同30.6%増の37億円としている。

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