多木化学の第1四半期は、微増収ながら大幅増益

■微増収ながら、売上原価、販管費が減少

 肥料、水処理薬剤等の多木化学<4025>(東1)の第1四半期は、微増収ながら大幅増益となった。

 17年12月期第1四半期連結業績は、売上高81億75百万円(前年同期比0.6%増)、営業利益7億06百万円(同247.6%増)、経常利益7億38百万円(同225.9%増)、純利益5億06百万円(同273.8%増)であった。

 大幅増益となった要因は、売上高が微増収となったものの、売上原価は60億52百万円(同6.7%減)となり、販管費も14億16百万円(同1.5%減)となったことから営業利益以下が大幅増益となった。

 第1四半期が大幅増益となったものの、通期業績予想は当初予想を据え置いている。

 ちなみに、17年12月期通期連結業績予想は、売上高325億円(前期比0.2%増)、営業利益21億円(同33.1%増)、経常利益23億円(同32.1%増)、純利益15億円(同43.0%増)と微増収大幅増益を見込む。

 通期連結業績予想に対する第1四半期の進捗率を調べると、売上高25.2%(前年同期25.1%)、営業利益33.6%(同12.9%)、経常利益32.1%(同13.0%)、純利益33.7%(同12.9%)と利益面で前期を大幅に上回っていることから、利益面での上振れが期待できる。

 なお、同社は、17年7月1日を効力発生日として普通株式5株につき1株の割合で株式併合を実施する予定である。

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