EPSホールディングスは今17年9月期第2四半期連結業績の上方修正を発表

■グループ内の全事業において当初計画を上回る、SMO事業はインフルエンザ等の季節性の大型案件が寄与

 臨床試験受託業のEPSホールディングス<4282>(東1)は2日、今17年9月期第2四半期連結業績の上方修正を発表した。

 売上高は、グループ内の全事業において当初計画を上回った。SMO(治験施設支援機関)事業はインフルエンザ等の季節性の大型案件が寄与した。また、旧綜合臨床ホールディングスとの統合効果によりプロジェクト全般にわたり症例登録率が向上した。
利益面は、各事業における案件の順調な推移による効果、およびSMO事業の増収による営業利益の増加、CRO(開発業務受託機関)事業では、治験・PMS(月経前症候群)業務のマネジメント強化と原価管理の徹底、および臨床研究業務における受託プロジェクトの好進捗により、前回の予想数値を上回った。

 17年9月期第2四半期連結業績は、売上高は前回予想を19億97百万円上回る303億97百万円(前年同期比18.5%増)、営業利益は14億36百万円上回る46億36百万円(同22.2%増)、経常利益は15億74百万円上回る47億74百万円(同21.3%増)、純利益は8億55百万円上回る25億55百万円(同1.2%増)と当初の増収減益予想から、増収増益となった。

 第2四半期は増収増益と当初計画を上回ったが、通期業績予想については、Global Research事業で、専門力強化のための人材投資、および営業基盤拡大のための費用負担増もあり、赤字を見込んでいるため、当初予想を据え置いている。

 ちなみに、17年9月期連結業績予想は、売上高580億円(前期比10.1%増)、営業利益65億円(同4.4%増)、経常利益65億円(同1.4%減)、純利益35億円(同11.7%減)を見込んでいる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■7日間摂取試験でBCAAやタウリン増加、血液健全性を維持  吉野家ホールディングス<9861>(…
  2. ■日本味と匂学会で優秀発表賞を受賞、応用研究に期待  花王<4452>(東証プライム)は9月24日…
  3. ■GHG削減価値をデジタル証書化、荷主に割り当て  商船三井<9104>(東証プライム)は9月19…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る