プラッツが第3四半期の大幅増益など好感しストップ高

株式市場 銘柄

■介護用電動ベッドなど好調で福祉用具市場も復調の兆し

 介護・医療用ベッドなどのプラッツ<7813>(東マ)は8日、急伸して取引開始後にストップ高の3880円(700円高)に達し、10時30分にかけてマザーズ銘柄の値上がり率1位となっている。5月2日の取引終了後、第3四半期の決算短信(2016年7月~17年3月、連結)を発表し、営業利益が前年同期間の9.7倍になるなど、全体に急回復したことが好感された。

 発表によると、1月に発売した介護用電動ベッド「Rafio(ラフィオ)」の売れ行きが好調なことや、平成30年度に予定されている介護保険の制度改正によって福祉用具流通市場(レンタル卸業者、福祉用具貸与事業者)での需要低迷は一段落し、年明けから復調の兆しが出ていることなどが寄与した。6月通期の見通しは据え置き、売上高は50億円(前期比17.9%の増加)、営業利益は3.4億円(前期比17.5倍)、純利益は3億円(前期は0.14億円の赤字)、1株利益は322円ちょうど。株価は16年4月に4430円まで上げたことがあり、この水準を意識する展開を予想する様子がある。(HC)

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