生化学工業の今期18年3月期はジェル・ワンや海外LAL事業の販売拡大に加え、受取ロイヤリティーの増加により、増収大幅増益を見込む

■研究開発費や販管費の増加を増収効果や原価率の改善で営業増益

 生化学工業<4548>(東1)は12日、今期18年3月期連結業績予想を発表した。ジェル・ワンや海外LAL事業の販売拡大に加え、営業外収益において受取ロイヤリティーの増加により、増収大幅増益を見込んでいる。

 18年3月期連結業績予想は、売上高303億円(前期比2.4%増)、営業利益15億円(同17.0%増)、経常利益37億50百万円(同51.4%増)、純利益27億円(同51.0%増)を見込む。

 関節機能改善剤SI-613などの研究開発費や、米国子会社の販売強化に向けた販管費の増加を見込む一方で、増収や原価率の改善などにより営業利益は増益を見込む。経常利益については、受取ロイヤリティーの増加により、大幅増益を見込む。

 一株当たり純利益は前期の31円55銭から今期は47円65銭をとなる。

 なお、同日、小野薬品工業と生化学工業が開発を進めている変形性関節症治療剤SI-613の日本における共同開発及び販売提携に関する基本合意書を締結したことも発表している。

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