【株式評論家の視点】アクアラインは上昇トレンド続く、連続最高益・連続増配見通し

株式評論家の視点

 【株式評論家の視点】アクアライン<6173>(東マ)は、主要事業である水まわり緊急修理サービス事業はスポット事業、ミネラルウォーター事業はストック事業として、それぞれの特色を生かした事業展開を行っている。

 水まわり緊急修理サービス事業では、水回りの急なトラブル対応のみならず、トイレ、キッチン、洗面所、バスルームの「つまり」解消、「水漏れ」修理、水まわり製品の販売、敷地内配管工事、水まわりのトータルリノベーションまで幅広く対応している。ミネラルウォーター事業では、「最高品質の水」を皆様に飲んでもらいたいという想いを大切に、自社ブランド「aqua aqua」、プライベートブランド、備蓄用保存水、ウォーターディスペンサーを取り揃え、さまざまな用途に合わせ「使える水」を提案している。

 前2017年2月期単体業績実績は、売上高43億0600万円(前の期比16.4%増)、営業利益3億4200万円(同3.9%増)、経常利益3億3900万円(同8.6%増)、純利益2億1900万円(同12.6%増)に着地。

 今18年2月期連結業績予想は、売上高は46億1500万円、営業利益3億8100万円、経常利益3億7700万円、純利益2億4700万円を見込む。年間配当は20円を予定している。前期は連結決算を行っていないため、対前期増減率の単純な比較はできないが、連続最高益更新、連続増配を予定している。

 株価は、1月4日の年初来安値999円から3月24日に上場来高値1610円と上昇。4月13日安値1252円まで調整を挟んで5月24日に1542円と買い直されている。同社は、15年11月に福岡県地盤の西部ガスと西部ガスリビング(株)との間で、水まわり緊急修理サービスについて業務提携を結んでいるが、本年3月22日に広島ガスとの間でも同サービス事業について業務提携を行うと発表。今後も同事業において他のガス会社との間にも広がるか注目される。連続最高益更新、連続増配見通しで、今期予想PER11倍台と割安感がある。13週移動平均線がしっかりサポートしており、押し目買い優位に上値を伸ばすと予想する。(株式評論家・信濃川)

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