クリーク・アンド・リバー社が業務提携など好感し大きく出直る

株式市場 銘柄

■年初来高値から3ヵ月を経過し高成長ぶりが再び評価されやすく

クリエイティブ業界向け人材サービスや映像制作などのクリーク・アンド・リバー社<4763>(東1)は6月1日、大きく出直り、11時を過ぎては6%高の1034円(60円高)前後で推移し、出来高も増勢となっている。5月31日付で、グループ企業でデータ分析サービス事業を展開するエコノミックインデックスと、広告配信システムなどのマーベリック株式会社(東京都新宿区)との提携を発表し、期待が広がった。2月につけた年初来の高値からの調整が3ヵ月を経過し、最高益を連続更新する高成長ぶりが再び評価されやすくなってきたようだ。

 発表によると、マーベリックは、自社開発のDSP(広告枠の買い付けや配信、クリエイティブ分析までを自動で行い、広告主の広告効果の最適化を目指すプラットフォーム)「Sphere(スフィアー)」を中心に、最適なWeb広告を運用してターゲット人材の集客に結び付けるサービスを強みとし、オプトホールディングス<2389>(東1)電通<4324>(東1)グループのデジタルマーケティング大手・電通デジタルなどと取引がある。

 今年に入り、マーベリックが「ストラテジー ファインダー」のテストマーケティングを行ったところ、美容関連企業のWebにおける顧客獲得コストが1人当たり20%以上改善したケースがあり、今回の提携のきっかけになった。(HC)

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