安川電機が上場来の高値、引き続き制御機器事業の最高益観測など好感

株式市場 銘柄

■昨年後半の長期上昇に続く上げ相場の第2幕との見方も

 安川電機<6506>(東1)は5日、4日続伸の始まりとなり、取引開始後に2394円(77円高)をつけて上場来の高値を連日更新した。引き続き、前週半ばに制御機器事業の営業利益率が過去最高を更新する見込みと伝えられたことなどが好感されている。また、日経平均が前週末、1年半ぶりに2万円台を回復するなどで全体相場の底上げが強まるため買い安心感が広がる様子もある。

 今期・2018年度は決算期を3月から2月に変更する。「18年2月期の制御機器の事業は売上高営業利益率が13.5%と前期比2.2ポイント改善し、過去最高を更新する見通し」「制御機器関連の営業利益は決算期の変更によるマイナス影響を考慮しても利益額は最高になる」(5月31日付の日本経済新聞朝刊)と伝えられた。16年7月から12月にかけて7割高(約1000円高)の長期上昇相場を形成しており、テクニカル的には、これに続く第2幕の上げ相場が始まったと見ることができるようだ。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る